ご飯のお供きゃらぶきの作り方

フキ(蕗)

 

 

「品種 」キク科フキ属の多年草。日本原産で近縁種の少ない独特の野菜です。 サハリン、朝鮮半島、中国の一部にも自生しています。名前の由来は「冬葱(ふゆき)または冬黄(ふゆき)」で、 冬にでる浅葱色の植物(または冬に黄色い花が咲く)という意味です。

 

寒さに強い地下茎を持ち、地上に出るのは葉とその柄(え)の部分、 そしてフキノトウとして有名な花の部分です。 雌雄異株で花が黄色いのが雄株、白が雌株です。

 

「種類」(栽培種)柄が太くて長いわりには繊維が少なく苦味の少ない種類が”野菜”として栽培されています。

 

・愛知早生フキ(あいちわせ)-尾張フキとも言います。現在市場に出回っているのは、 ほとんどがこの愛知早生です。
・水フキ(京フキ)-京都と奈良で栽培されています。柔らかで苦味が少ない。
・秋田フキ-秋田の名物になっている巨大なフキ。柄の長さが2m、葉の直径は1mに達します。 北海道のラワンブキから分化したとも言います。固いので野菜として出荷される事は少なく、 加工して砂糖漬けの和菓子として出回ります。なおツワブキはフキに似ていますが別の種類です。

 

「食べ方」 葉柄 は塩で板ずりしてからゆでて皮をむいて調理します。(香木の伽羅(きゃら)に似た茶褐色に煮あがるのでキャラブキと言います。) 葉 は苦味が強いのですが、ゆでてから水にさらしてアク抜きし、みじん切りにして佃煮にするとおいしい。 ごはんと良く合います。